建物のリフォームに伴い、既存の中庭（3坪程の面積）を、既存樹も活かしながら作り変えたいとの御依頼でした。

最初に現場を、見させて頂いた時、この中庭のつくりや配置が、京都の町屋風のつくりによく似ているというのが第一印象でした。
また、手持ちの植木（低木）には、それぞれに、お施主様の思い出や、愛着があると聞き、方々から、その木々たちを見ることが出来るように、苔貼りの中に、ポイントポイントに配置できるようなスペースを設けました。
庭の構成は、京都の町屋風に、乱杭型水鉢を中心にし、立木には（手持ちの立木は、御要望ではなかったので）新しく、モミジの株立、ツバキの白侘助を植栽することにより、生まれ変わった新しい景観として、お施主様を、和ませてくれることでしょう！
また、出来る限り、低木は手持ちのものを使わさせて頂きましたが、ツワブキやギボウシなどのお施主様の御好きなものは、珍しい品種を探して、お庭の中に、植栽してみました。