今回、ガス会社の会長様の米寿（88歳）記念の庭園のご依頼を頂き、和風の庭園をご希望されました。


庭園の企画担当のM様とプランニングにあたり、ミーティングを何度かおこないました。
庭園のコンセプトは、会社の益々の発展や未来をテーマに、会社のシンボルマークを、苔や玉石(赤）でお庭の中央部分に配置し、周囲を美濃砂利敷きとして、枯山水風に表現しました。
この美濃砂利に砂紋をつけることにより、その波の広がりが会社の未来への発展をイメージしています。中央の苔張りの中に景石（庭の景観となる石）を3個（大・中・小）配し、会社の益々の発展を象徴し、ダイナミックに仕上げました。
この場所は、高台なので眺望が良いのですが、近隣の家々も視界に入ってきてしまうため、目線に入らないような高さで、サザンカの生垣（高さ1.2ｍ）を設けました。
また、隣接して受水槽があるため、常緑樹のヤマモモ（高さ6ｍ）を植栽することによって視界をさえぎるようにしました。
シンボルツリーにシダレザクラ（高さ5ｍ）を植栽。開花の時期には社員の方がお花見できるようになっています。
お庭の中央の苔張りは、企画担当のM様が所有地の山から採取し植栽され、お庭の完成となりました。
後日、お庭の完成式典があり、銘板石も設置されました。