Ｍ様は13年ほど前に新築をされ、メインのお庭は全体が山砂敷きで、アラカシ、ソヨゴが3本植えられたままでした。
Ｍ様邸は地山の高台にあり、さらにＲＣ擁壁土留により5ｍほど盛り土がしてあり、地盤の排水があまり良くないようでした。そのため、土壌が湿気気味でコケが生え、高木も生育が良くない状態でした。そこで、今年、一念発起してお庭のリフォームのご依頼をいただきました。


プランニングにあたり、お庭の奥行きが5ｍ弱なので、できる限り広く感じられるようなＲ（円形）を多用したデザインでまとめました。また、ウッドデッキをご希望でしたので、既設のステップ（階段）を土台に利用して樹脂製のものを使用しました。ウッドデッキからメインテラスに出られるように階段を設置しました。
メインテラスは土系舗装とし、お孫様たちが安全に遊べるスペースにしました。天然石のアクセントを数ヶ所入れました。
擁壁沿いにはレンガの縁どりによる花壇を設置し、既存のアルミ鋳物フェンスにお孫様たちが近づかないよう人止めの役割も果たします。
植栽スペースには、排水を良好にするために暗渠排水をとり、植物の生育に支障がないようにしました。多くの種類の植物を用いて花、実、果実、香り、紅葉など四季の変化が楽しめるようになっています。
今回のお庭のリフォームによって、ご家族の憩いの場所が新たに誕生し、休日がますます楽しみになった喜んでいただいています。