どうして日本で見るエクステリアは、時が経つほどに汚くなっていくんでしょう？
アメリカで見た家はどんどんいい雰囲気に変化していくんですけどね。
同じ作るなら、僕はそういう家を作りたいなぁ。

このお施主様の言葉がプランニングの核となりました。


門周りのレイアウトはあえて今の流行のラインを取り入れず、オーソドックスなシンメトリーを心がけました。
経年変化が風合いに変わるレンガを使用することで重厚感を出し、オレンジ系の色を選ぶことで明るさと軽快さも出すことを心がけています。
門扉においては、高級感がありかつ過剰に重厚過ぎないようなアルミ鋳物製の、アーチ型デザインのトラディショナルなスタイルなものを採用しました。
フェンスは安全性と耐久性、そしてＴ様のご希望だった白いアメリカ製の樹脂製のものを採用しました。
階段及びアプローチは、継続的な美しさが魅力の天然石（ピンク系）乱貼仕上とし、奥行きと芝生の青さを見て楽しんでいただけるように弧を描いています。
お庭の一部に設置しました洋風物置が、建物やお庭の外観にマッチし、ちょっとしたアクセントになっています。
色褪せず、飽きさせない広い空に似合う家。そんなエクステリアを目指しました。