曲線のラインを基調にしたエクステリアをご希望されました。
接道部分を除き、曲線のみで構成するデザインにこだわりました。
曲線のラインが演出する流れるような美しさや柔らかな印象と同時に、リズム感のある個性的な印象に仕上げています。


門壁や塀には飾り窓や丸窓、スリットをアクセントにデザインしました。
周辺を囲う塀は天端のラインだけでなく、前後にウエーブを描くような曲線デザインを取り入れています。
階段ステップや花壇も、もちろん曲線を使ったデザインです。
緩やかなカーブで玄関へと続いていくアプローチ。
天然石やレンガの縁取りと芝生のグリーンのコントラストが美しいお庭になりました。

門を抜けたすぐ脇にモミノキをシンボルツリーとして、庭にはジューンベリーやシマトネリコも植樹しました。
もう少し生長すると、道路からの視線を適度に遮る役目も果たしてくれます。
階段ステップは天然石、そして建物と同じレンガを使って仕上げました。
その横に設けた花壇は木曽石積で施工し、ハナミズキやハーブ類を植栽しています。
門壁や塀は、建物と同じ塗材を「ゆず肌仕上げ」で施工。
「ゆず肌仕上げ」は、一般的なシリコン吹付やコテ仕上げと比較すると塗装面がフラットで汚れにくく、汚れがついても容易に洗浄ができるという優れた仕上げです。
また、経年による汚れもムラなく一定ですので、劣化ではなく渋みを楽しむことができます。
５年後、１０年後に経年変化で渋みを増した表情を見せてくれることでしょう。
今から訪問するのが楽しみなお宅です。