ガーデン施工例

歴史のある神社の境内と庭園


岐阜県大垣市内にある荻神社の総代を努められているG様よりお声をかけて頂き、荻神社のお庭の作庭工事に携わる機会を頂きました。地域の皆様の憩いの場となるようなお庭をご希望され、時間をじっくりかけて、G様と一緒にプランニングを進めていきました。


荻神社は鎌倉時代に建立されてから、およそ1000年の歴史のある神社です。今回は、境内の拝殿改修工事に伴う作庭工事を行いました。
メインとなるお庭は、神社入口の大鳥居の脇に既存の花壇があり、花壇改修に伴い新しく庭園計画を行いました。お庭の中心には、今から20年程前に発掘されました、手水舎に使用されていた自然石の手水鉢(昭和9年に設置され井戸船と言われていたとのこと。)をつくばいの水鉢として使用し、80年の時を越えて甦らせることが出来ました。
また、つくばいの横には六角活込灯篭を設置し、その後ろには地元産の木曽石による石積(H400)を長方形に行い、地域の方々が花飾りを行う花壇スペースとしても利用出来るようにしました。樹木の殆どが既存のものを残し、お庭の中に取り込みました。
また、今回拝殿の改修においては参道スロープを白御影縁石及び玉砂利洗い出しにより、緩やかであり、且つ滑りにくい路面とし神社のバリアフリー化を実現しています。
また、拝殿の四方を、白御影縁石、黒玉石敷、御影雑割石縁取、そして犬走りをコンクリート叩きとし拝殿の基礎周りを修景しました。
今回の荻神社がリフレッシュしたことにより、神社にお参りする人も増え、近隣の小学校の夏休みの間は、境内で朝のラジオ体操が行われ多くの人が参加し、また境内で遊ぶ子ども達も増え、かつての荻神社の賑わいが戻ってきたと喜びの声も聞きました。更には、地域の花壇花飾りコンクールで上位の賞を獲得したという吉報も入ってきました。
この、作庭工事を終え、なんでも新しいものを取り入れるのではなく、既存のものや古いものを生かしながら、尚且つ新しいものを取り入れ新旧一体になることによる、更なる相乗効果が得られたのではないかと思います。